看護科とは
仁愛高等学校は社会の要請に応え、人間としての人格•見識•技能を高め、家庭人として健康の保持増進に寄与し、常に率先して社会に貢献できる人材の育成を目的として、昭和43年4月文部大臣より保健師助産師看護師法に基づく指定を受け設立された。
看護の役割
- 患者様の精神的、身体的苦痛をやわらげ、病気の回復を促す。
- 患者様の家族からの相談や依頼などを受け、アドバイスする。
- 医師の診察、治療への協力。
- 疾病の予防活動への従事協力。
- 病後の社会復帰への援助。
- 退院後の観察指導とアドバイス。
看護に必要な資質
「知識•教養」「技術」「心」
学科選択のポイント
第一看護科
5年間をかけて、看護師として必要な知識•技能•教養を身につける学科です。3年修了時に高校の卒業資格を得て、進級試験を経て、4年生に進級します。看護師になる志望が強い生徒に勧めたいコースです。
第二看護科
3年間で高校の卒業資格を得ると同時に准看護師の資格取得をめざすコースです。卒業後、本校の看護専攻科へ進学して、看護師の資格取得をめざすことも可能です。他に、3年卒業時に准看護師として就職するか、介護福祉関係へ進むか、といった、進路選択も可能なコースです。
在校生の声
高校に入って発見したことがあります。それは、勉強することが楽しいということです。
初めて学ぶ看護の勉強は、学ぶほどに楽しさが増していきます。例えば、基礎看護で学ぶベッドメーキングです。シーツの扱い方を一から学ぶのです。日常生活にも応用できるので、理解してできるようになっていくのがとても楽しいです。
2年生になったら、体の成り立ちや構造を詳しく学んだり、血圧測定や清拭(体の拭き方)を勉強できるそうです。
看護に関する専門的な学習は学ぶほどに奥が深く興味深いものです。もちろん、看護に欠かせない「心」も臨地実習などを通じて養っていきたいと考えています。私にとって高校生活は、毎日が新しいことの連続で、発見の日々です。
「ありがとう。あなたも頑張ってね。」
臨地実習二日目に患者様からかけられた言葉です。その一言で私は、「この道を選んでよかった。頑張っていこう。」と勇気づけられました。
車椅子での移動の援助や、食事や清潔面での援助など、自分が患者様にしてあげられることはまだ限られています。
しかし、患者様はまだぎこちない、基本の基本しかできない私に、優しく接してくださいます。私は実習を重ねるごとに、夢が大きく膨らみます。
私はやっぱり看護師になりたい。私に笑顔で接してくれた多くの患者様に、2倍3倍にして笑顔や優しさを届けられる看護師になりたいです。
入学して4ヶ月。これからもたくさん体験をしてたくさん努力をして笑顔を届けられる素敵な看護師を目指します。
進路状況
看護専攻科とは
看護専攻科は、現在准看護師資格を持っており、看護師の資格を目指したいといった方のための2年制の学科です。最終的には、看護師国家試験の合格を目指します。
社会人選抜
社会人としての出願資格に当てはまる方は、試験科目、学費支援、物件紹介等の優遇制度があります。
詳しくは選抜要項のページからご覧ください。